CHiP50の設置で必要なもの。

こういった大型機械設置に慣れていらっしゃる方からは当たり前なのかもしれませんが、CHiP50はパッケージ化されているとはいうものの、設置環境に合わせてそれぞれカスタマイズできるようにと、最低限の配管しか用意されておらず、環境に合わせて配管を準備する必要があります。

 大きなものとしてはエアコンプレッサー。

CHiP50はパワコンも含まれておりますので、トンパックなどこまごまとした消耗品はありますが、そのくらいではないでしょうか。

このバイオマス発電機は、予備乾燥機、乾燥機も付属していますので、

用意しておかなければいけないのは、そのくらいかと思います。

 またこのバイオマス発電機は誘導型発電機なので、合計最大約22kwの電気を使います。つまり電気契約が必要となります。一番大きいのは乾燥機で、コールドスタート(機械が冷えている状態での起動)時は乾燥機を加熱する必要がありますが、その加熱は電気を使います。通常は5~9kwほどなのですが、コールドスタート時のみ大きな電力を必要とするのですが、その為に25kw分の契約をするかと思うともったいない気もします。

 ちなみにコールドスタートは、初期起動とメンテナンス後の起動、4時間以上停止状態の場合に行います。4時間程度の停止状態からの起動の場合は、乾燥機の熱も残っているので、22kwも使わないかと思います。

 あと、処理の必要なものについて。

細かかったり長すぎたり大きすぎたチップは、ローダーにて落とされます。

弊社の発電所は、当初廃材をチップとして使おうとしていたので、相当量のチップがローダーから落とされていました。

 これらの処分先を考えておくべきかと思います。

一番理想的なのは、バイオマスボイラーなどを導入して再利用するのがいいかと思いますが、廃熱利用は本当に難しい課題です。

また、燃やされたチップは灰として排出されます。

畑などに撒いて肥料にすることも可能ではありますが、(木を燃やしただけのものなので)畑の大きさの問題ですね・・・